介護施設のレクは必要?レクが苦手の人も、レクの時に考えて欲しい事

介護施設と言えばレク

そして好きな人は好きですが、苦手な人は頭を悩ませる、それがレク

ちなみに私はレクが苦手な部類です

介護施設におけるレクの問題点

これは実際に私が働いた施設の話

着任した時に感じた問題点なので、施設によって事に異なります

レクの定番、童謡や折り紙

その施設の介護度や、入居されている利用者さんによって

異なる部分が大きいのでなんとも言えないのですが

高齢者施設のレクと言ったら浮かぶのは大抵同じ

  • 童謡
  • 折り紙
  • 散歩
  • 習字

この辺りのレク内容が曜日別で決まって、レクのカレンダーは縦に同じ項目が並ぶ

あとは、ボーリングとか道具を使ったものや、カルタや百人一種

ボランティアが来たり、月間のイベントが月に何回かイレギュラー的に発生

イベントカレンダーにするとこんな感じ

月間 散歩 書道 歌の会 折り紙 カルタ ゲーム
映画 散歩 書道 歌の会 折り紙 カルタ ゲーム
ボラ 散歩 書道 歌の会 折り紙 カルタ ゲーム
映画 散歩 書道 歌の会 折り紙 カルタ ゲーム

大部分の施設はこんなもんだと思います

ただ正直言って、一ヵ月30日間全てを違う事をやってね

というのは現実的に無理な話

なぜ童謡?なぜ折り紙?

そこで考えて欲しいのは

何故童謡をするのか?

なぜ折り紙をするのか?

という理由

今日、この時間に、そのレクを行う理由

何となく介護や高齢者と言うイメージに合わせて連想したり

今までの経験でも同様の状態だったので、そのまま継続して

というパターンも多いと思います

職員へ、自分が参加したとして楽しいか尋ねてみると

「利用者さんは楽しんでくれてます」

「私は高齢者じゃないので」

と、全部自分が主観で客観的に見ている職員は少ないのが実感

高齢者だから、という固定観念

「高齢者だから」「要介護者だから」という固定概念があると思うんですよね

この固定概念は仕方がない事、自分も持ってます

20代だから○○なんでしょ?

30代だから○○なんでしょ?

というイメージは誰もが持っている事、ただそれを全員に押し付けるのはNG

そうなると、以下の様になってしまう

  • 高齢者だから童謡は楽しいだろう
  • 高齢者だから折り紙もやってくれるだろう
  • 何もやらないよりは楽しいだろう

この高齢者だから、という固定概念は非常に厄介なもので

個人的な信念や思い込みを変えるのって凄く難しい

あとは本人のやる気の問題も含まれてくる

職員は適当にやっても、一生懸命やっても変わらないと思っている

そんな中やる気を出してやってくれるのは、本当にレクが好きな人くらいでしょう

私はレクが苦手なんで無理です

ではどうするのか?

誰もが納得して、毎日違うレクを、更に面白いレクを提供

なんて無理、守ってほしい事は実行する内容では無く、別の部分

何故そのレクを今行うのか?理由付け

レクを行う際に

「何故そのレクを行うのか?」

の理由を明確にしてもらう事

何となく、他の人もやっていたから、という理由はNG

中にはいるんですよね

「思いつかないんです」

「私も一生懸命考えたんです」

という訳のわからない事を言う職員もいますが、私には意味が分かりません

分からないのなら、単純に何をやりたいのか利用者にアンケートでも取ればいい

別に童謡でも良い、実際に歌が好きな女性の利用者さんも多いし(男性はあまり・・・)

積極的に参加してくれる利用者さんも確かに存在する

「何故今日、童謡をレクで行うのか?」

この理由を明確にする事を重視していました

別に特殊なレクをやれと言っている訳でも無いし、そんなのを毎回行うのは無理

準備する時間を取るのも、夜勤の手の空いた時間くらいしか無いでしょう

毎日のレクをそんなに凝ったものなんて、私にもできません

レクのカレンダーも、曜日毎に全て同じでも構わない

一週間7日、7つの種類のレクをずらっと並べて

イベントがある日は派手に装飾をして

それでも

「それのレクを、その日に行う理由」

をはっきりしてくれれば、それで問題無いと考えてます

本物を取り入れる

2つ目の目標

できる限り本物を提供する事

何でもいい、何か1つだけでも本物を取り入れる事

例えば折り紙、これは本物が1つもありません

童謡はどうでしょう?歌は本物ですけど、スタッフが主導しているのなら偽物

ちゃんとした音楽療法の先生が来れば、本物です

習字も偽物ですかね、外部の先生がちゃんと指導をするのであれば、本物扱いで考えてます

単純な日光浴でも、日光は本物

園芸療法は本物の扱いですね

本物を見て触って体験できる点で、園芸療法は優れています

この本物という概念は、できれば達成したい努力目標レベル

じゃないと折り紙のレクはできない事になってしまうので

実際には

そうは言っても職員も中々動いてはくれない

だって私が職員の頃に「もっとレクに力を」と言われても「ふーん」で終わってましたもん

実際に私がやった事は、毎日の日光浴

10時30分の体操が終わった後に、ほぼ全ての利用者さんが全員屋上に行きます

これを提案した時に、職員は無理という反応だったんですよね

遅番も来ていない時間で人員的な問題もある

私から見たら、3フロア全員を屋上に行く事で人員的には最も効率的になる

その間フロアは空っぽ、日勤リーダーは1人残って記録や後片付けしていればいい

何より太陽と言う本物を提供できる

作りが、ちょっと古いフロア完結型だったので、歩行距離を延ばす事が最重要課題

屋上に行く事により、移動の同線が伸びて歩行距離も対象は伸びる(本当に僅かだけど)

屋上では飲み物提供、無理やり職員を立たせて「何かどうぞ!」と無茶ぶりをしますが

テーブルにベッドのシーツを掛ければ、オシャレなテーブルクロスになります

流れ作業より全然楽しいんですよね

ちなみに見学に来られる方は大絶賛でした

ボランティアで埋める

これは達成できなかったけど

月の半分をボランティアで埋めたかったんですけど、さすがに無理がある

でも3分の2くらいはボランティアで埋めたい

どこの施設でも居室から出てこない、引き込もりがちの利用者さんがいると思います

それは出てきてくれない、ではなく

出てきても面白い事がないから

別に私は出てこないのも本人の自由なので、そういう自由もありと考える人ですが・・・

そうなるとボランティアが一番効果がある

そこはもう努力次第でしょう、現場の頃からどんだけ周りと人脈を作れるか

例えばスタバだって呼べます

スタバの人が月に1回、出張でコーヒーの試飲を提供してくれるのですが

ちょっと興味惹かれませんか?

本当は有料で呼ぶのが一番なんですけどね。。。

お金かかる事は許可下りないんですよ。。。

まとめ

最終的には自由でいい

例えば同じフロアのレクにしか参加しちゃいけないと言う決まりは無いし

3フロアあるのなら、1日に3つのレクが各フロアで行われる訳ですよね

そこで参加したい人が、各フロアの好きなレクに参加する方が面白いと思う

  • 物事には全て理由があって行動する事、理由付け
  • 本物という概念をレクだけでは無く、日常のケアに取り入れる

の認識を持ってもらう為の第一段階として、実際にやっていた事です

でも私はレク苦手。。。